か
飼葉(かいば)・・・麦などを主体とした馬の餌のこと。
馬の体調が良く、飼い葉をもりもり食べる様子を略して
「飼食(かいぐい)が良い」などと表現する。
開放骨折(かいほうこっせつ)・・・折れた骨が皮膚を破り露出する、重度の骨折のこと。
返し馬(かえしうま)・・・馬のウォーミングアップや馬をリラックスさせるため、
本場馬入場した馬をコースで足慣らしで走らせる事。
軽いこずみや軽いイレ込みなどは返し馬をすることに
よって直ってしまうこともある。
掛かる(かかる)・・・馬が興奮してがむしゃらに前に行こうとして騎手が抑えきれない状態のこと。
格上げ(かくあげ)・・・レースで勝ちあがり、一つ上のクラスに移ること。
格上挑戦・・・ 自己条件よりも上のクラスに挑戦すること。
角馬場(かくばば)・・・周囲や走路を柵で囲った1周200〜600メートルほどの
追い運動用の砂馬場で、主に初期の調教の用いられる。
硬口(かたくち)・・・騎手の意志が伝わりにくい、鈍い馬のこと。
肩ムチ(かたむち)・・・ゴーサイン替わりに馬の肩に軽くムチをいれること。
勝ち負け(かちまけ)・・・ 次のレースで、1着を狙えそうな調子の馬のこと。
仮柵(かりさく)・・・移動柵とも言い、芝の保護のためコースの内側に設けられた柵のこと。
ガレる・・・馬の体調が良くない事を表した言葉。疲労などにより毛艶が悪くなり、
体重が減って体が細くなったようなときに「ガレている」などと言う。
疲労やストレスなどで元気がない、毛づやが悪い等馬体が貧弱になってしまうこと。
変わり身(かわりみ)・・・休養明け凡走後ひと叩きされ、次のレースでは見違えるような良化すること。
関西馬(かんさいば)・・・ 栗東トレーニングセンターに入厩している馬のこと。
関東馬(かんとうば)・・・ 美浦トレーニングセンターに入厩している馬のこと。
かんぱい・・・発走委員が公正な発走でないと認め、発走をやり直すこと。
冠馬名(かんむりばめい)・・・馬主が持ち馬の馬名の一部に特定の言葉を使うこと。
例えば、エイシン、メジロ、マチカネ、タイキ、ロード等。
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き
利き脚(ききあし)・・・ 馬がどちらの脚を先に出すかで決まります。
右脚が先なら右手前、左足が先なら左手前という。
騎乗停止・・・競馬施工規定に規定されている項目に違反した騎手に、
一定期間騎乗できなくすることにより制裁を課すこと。
一番多いのがレース中に斜行し、他馬の進路を妨害した場合などで
騎乗停止を受けるケースである。
脚質(きゃくしつ)・・・その馬のレースの進め方を大まかに言い表した言葉。
逃げ,先行,差し,追込み の4種類ある。
兄弟馬・・・サラブレッドの場合、同じ母親から生まれた馬たちを兄弟馬という。
今日のサラブレッドはインブリードの繰り返しで作られている事が多いため、
同じ父・母を持つ兄弟馬は少ない。
父・母が全く同じ馬同志を全兄弟・姉妹、母が同じで父が違う場合を半兄弟・姉妹という。
脚部不安(きゃくぶふあん)・・・跛行(はこう)や屈腱炎等を起こし、レースに出られなくなる。
また、ひどくなると調教もできず最悪の場合は引退となるケースもある。
急仕上げ(きゅうしあげ)・・・ 休養明けの馬を短期間でレースに出られるようにすること。
競走除外(きょうそうじょがい)・・・出走予定の馬が直前になって、出走を取り消すこと。
競走中止(きょうそうちゅうし)・・・ レース中に故障や落馬など何かのアクシデントを起こし、途中で危険すること。
斤量(きんりょう)・・・負担重量とも言う。
レースに出走す る時に馬に乗せられる騎手・鞍・ゼッケンなどの総重量の事。
昔は”斤”を単位とし ていた為、その名残で斤量と呼ばれているが、
現在ではKgでレース前に発表される。 騎手は決められた斤量で出走できるように
体重調整をし、レースの時は重りで斤量を 微調整する。
もし、体重調整に失敗し斤量オーバーなどになると過怠金・騎乗停止な どの厳しい処分が下される。
また、レース中に重りを落とす等のアクシデントがあっ ても同様である。
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く
癖馬(くせうま)・・・ 集中力がない、真っ直ぐ走れない、他馬が怖いなど、
いろいろな癖を持った馬のこと。
グイッポ・・・正式にはさく癖と言い、厩にある棒や壁などに歯を当て空気を飲み込む癖。
退屈な時などにやるものだが、空気を飲み込むため胃腸にガスが貯まりやすく、
疝痛(せんつうと読む。腹痛の事)を起こしやすい。
軽度の時は矯正できるが、習慣性となった場合は矯正は難しい。
口向き(くちむき)・・・「この馬は口向きが悪い」などの様に使われるが、
「口向きが悪い」とはハミ受けが悪いことを形容している。
このハミ受けが悪いと騎手の意志が伝えられず、レース運びが
スムーズに行かない。
口を割る(くちをわる)・・・馬がバテたときによくなる状態。終始口を割っている(あけている)馬は、
レースでもバテやすい。
屈腱炎(くっけんえん)・・・前肢に発症しやすい腱の病気。
競走能力に重大なダメージを与える病気で、不治の病と言われるくらい
治療に長い年月が掛かる。骨折より始末が悪いと言われ、
屈腱炎の発症を理由に引退したり、最悪の場合は廃役という結果になることもある。
患部に腫れ上がった筋が何本も見え、エビの腹の様であることから
俗に”エビハラ”と言われている。
クビの上げ下げ・・・ゴールしたとき、クビが上がっているか、下がっているかの、
とても微妙な着差のこと。普通クビが下がっている方が有利になる。
クラシックレース・・・桜花賞・オークス・皐月賞・ダービー・菊花賞の4歳馬限定の5つのレースの総称。
古い伝統を持つレースなのでこう呼ばれている。
グレード・・・レースの格を表す。
重賞競走の格付けとして昭和59年度よりグレード性が採用された。
英語の「GRADE」の頭文字である「G」を使用して、G1,G2,G3の3つのグループに
分類されており、「G」に続く数値の若いほど上の格であることを意味する。
G1,G2,G3の順で1着賞金が高い。
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け
競馬場・・・現在中央競馬が行われる競馬場は、東京・中山・京都・阪神・
札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉の10カ所である。
また、東京・中山・京都・阪神競馬場は主場と呼ばれ
札幌・函館・福島・新潟・中京・小倉競馬場はローカル場と呼ぶことがある。
毛色(けいろ)・・・「もうしょく」とも言う。字の通り、馬の体を覆う毛の色のこと。
サラブレッドの毛色の代表的なものを以下に示す。
*毛色の種類*
栗毛(くりげ)・・・代表的な毛色の1つ。
体の殆どの部分が黄褐色で、たてがみや尾などが濃い目の黄褐色や
白っぽいものまでも含める。まえがみ、たてがみ及び尾毛が白いものを、
尾がススキの穂(尾花)のように見えることから「尾花栗毛」と呼ばれるが、
これも毛色の分類としては栗毛に属する。
栃栗毛(とちくりげ)・・・黒みがかった黄褐色で、殆ど黒に近いものも含める。
鹿毛(かげ)・・・最も代表的な毛色。明るい赤褐色から暗い赤褐色。
長毛と脚の下部が黒く、この黒みが栗毛には見られない点が栗毛とは異なる。
黒鹿毛(くろかげ)・・・黒みがかった赤褐色。目の周辺、腋、ひばら、下腹、内股は褐色。 鹿毛と同じく、長毛と脚の下部は黒色である。
青鹿毛(あおかげ)・・・全身殆ど黒色。目や鼻の周辺、腋、ひばら、下腹、内股は褐色で、黒鹿毛と同じである。
青毛(あおげ)・・・サラブレッドには比較的少ない毛色で、全身黒色である。
黒鹿毛、青鹿毛との区別が難しいが、青毛は目や鼻の周辺も黒色である点が
他の毛色とは異なる。
芦毛(あしげ)・・・全身に白色毛が混ざり、年をとるにつれてその割合が増し、白く見えるようになる。
幼年期には部分的にしか白色毛が無く、外見上は芦毛とは思えないような馬もいる。
この様な馬は、元々は栗毛、鹿毛、青毛などの原色に混じって
白色毛が少しだけ生えている場合である。
白毛(しろげ)・・・ この毛色の発現はサラブレッドでは十分解明されておらず、きわめて稀な毛色である。
全身または殆ど全身が白色毛で覆われている。全身の所々に白色以外の毛が残り、
班の様になっていることがある。
血統・血統書(けっとう・けっとうしょ)・・・血のつながり、血筋を血統、それを記した書物を血統書と言う。
血統書はその馬の父・母、また各々の父・母・・・と言った具合に表記され、
いわば馬の家系図である。
サラブレッドほど血統を何代前までも遡る事が出来る動物は他にはいない。
各馬には血統登録書が交布され、これがないと馬名登録ができないため、
競走馬としてレースに出走できなくなる。
血統図(けっとうず)・・・その馬の血統を分かり易く書き表したもの。
その馬の父・母(計2頭)を1代前、また各々の父・母(計4頭)を2代前と数えていき、
3代前までを書き表したものを3代血統図、5代前までを書き表したものを5代血統図という。
毛艶(けづや)・・・馬体を覆っている毛の見え方で、つやつや光って見える状態のことを「毛艶が良い」
という言い方をする。
一般に健康状態が良い時は毛艶が良く見えるので、パドックなどで馬を見た場合に
毛艶の善し悪しで馬の好不調を判断することもある。
ただし、手入れの仕方によって毛艶は大きく変わるので注意が必要である。
気配(けはい)・・・馬の雰囲気の総称。「良い気配だ」等の様に使い、これは馬の健康状態、
気合いの乗り具合など総合して良い雰囲気を持っていることを表す。
腱断裂(けんだんれつ)・・・アキレス健が切れてしまうケガ。脱臼も一緒に起こすことがある。
検量(けんりょう)・・・レースでは各馬が前もって決められた負担重量を背負わねばならず、
その負担重量を構成する騎手の体重,鞍などの馬具,微調整用の重り等の
合計が決められた負担重量を満たしているかどうかをチェックするのが検量である。
レース前に行う検量を前検量(まえけんりょう)、レース終了直後に行う検量を
後検量(あとけんりょう)という。
前検量は騎手の体重増などのやむを得ない理由で決められた負担重量より2キロまで
増量することが許されるが、後検量の時は前検量との差が
1キロを越える過不足があった場合失格となる。
ただし、裁定委員が降雨等のやむを得ない原因により1キロを超えたものと認めた時は除く。
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こ
好位(こうい)・・・レースで、先頭から4,5番手あたりの位置のこと。
好位差し(こういざし)・・・好位から、直線抜け出して勝つこと。近代競馬の理想の脚質。
公営競馬(こうえいけいば)・・・日本中央競馬会(JRA)が施行する競馬を中央競馬、
それ以外で都道府県及び指定市町村(特別区を含む)が施行する競馬を
公営競馬と言う。地方競馬とも言う。
全国で30場ほどあり、その殆どがダートコースのみでレースを行っている。
豪脚(ごうきゃく)・・・最後の直線でものすごい足を使うこと。または脚力が並外れていること。
降着(こうちゃく)・・・レース中、他馬の進路を著しく妨害した場合に与えられる罰則の一種。
ただし、落馬などやむを得ない出来事があった場合を除く。
咬癖(こうへき)・・・人や他馬などをかむ癖のこと。分かり易くする為に、たてがみに赤いリボンがつけられている。
肯癖(こうへき)・・・ しきりに首を上げ下げすること。能癖(ゆうへき)ともいう。
後方一気(こうほういっき)・・・追い込み馬特有の戦法で、3,4コーナーあたりまでは後方にいて、
直線で一気にスパートをかけること。
こずみ・・・人間で言う筋肉痛の様な筋肉の炎症を意味する。
とくに肩、腰、背などに起こりやすい
古馬(こば)・・・字の通りの意味で古い馬、つまり年長の馬を指す。
元々の意味は2歳馬に対する3歳以上の馬、または春シーズンまでは
3歳馬に対して4歳以上の馬の事を指していたが、
最近の用語の用いられ方としては単に3歳馬に対して4歳以上の馬の事を意味する事が多い。
小回り(こまわり)・・・直線が短く、カーブがきついコースのこと。
主にローカル場でよく言われる。
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