パドックの見方その2

先週の続きです。


2、後ろ足の踏み込みの深さ
よく踏み込みが深い浅いで表現されますが、要するに後ろ足が前脚を踏みそうなぐらい
大股で歩幅が大きくスムーズに地面を力強く踏みつけて歩いている馬が良い。

もう一つ良くないのが歩き方でスムーズではなくコツコツともう一つリズムに
乗れていないような感じで歩く馬はもうひとつです。

良くないのは、後ろ足が前脚を踏めるほど深く踏み込んでおらず、歩幅の狭い。


3、前足の出具合
よく肩の出が良い悪いと表現される。
良いのは、歩幅が大きくさっさとリズム感のある歩行である。

良くないのは、前足の出が悪く、歩幅も狭く歩行リズムが悪い。
このような馬は、コズミがある場合がある。(コズミとは筋肉疲労のこと)


4、首さし
首さしとは首の位置のことを言っている。
良いのは、首が前に水平か,下向き加減に出している馬やつる首などで、
首がかすかに上下に振っていてリズム感のある馬。

良くないのは、頭の高い馬。未勝利や500万条件で稀に勝つことがあるが、
頭の高い馬は全力で走れないので、あまり出世しない。


5、歩様
歩様の良いのは、リズム感のある歩様で厩務員を引っ張って歩いている。

悪いのは、ノソノソ、ボンヤリで厩務員が馬を引っ張っている馬
ノソノソ、ボンヤリというのはイヤイヤというかやる気が無いように歩いている様子。

チャカチャカとは、(チャカツキとも言うが、)気合の入りすぎでイレ込んでいて
脚がピョンピョン跳ねて踊っているような歩様。
このチャカチャカが行き過ぎるとウルサイという表現になる。
ウルサイのはチャカついていて首を激しく上下に振り、厩務員を困らせるようなこと。


6、イレ込み具合
イレ込みとは気合の入りすぎで馬が興奮状態のことをいう。
(詳しくは5の歩様で説明)
イレ込みが浅ければそれほど問題ではないが、激しい場合はダメです。
短距離のレースでは、少々のイレ込みでも大丈夫な事が多いですが、
中長距離のレースではダメです。


7、トモの張り、お尻の張り
良いのは、お尻は丸くふっくらしており、
後肢の付け根から上方にかけて筋肉の張りがうっすら見えている。

悪いのは、お尻の肉は削げ落ちて、丸くなく
わずかに後肢の付け根の筋肉が見えるがその筋肉の量もさほどでない。
*注意*
筋肉がはっきり見えるということは、肉ずきが悪いと言う事なので注意。
様は、肉ずきが良いと言うか、豊富ということなのです。


8、腹の巻具合
これは、一目で解かる。腹は、太っていても痩せていてもいけない。

太っているのは、お腹が太って丸く太鼓のようになっている。
休養明けなど多い。
休養明けの馬で馬体重が2キロ増でもこのお腹になっている事がたまにある。
ですから、休養明けの馬は、馬体重で見るのではなくて、パドックで見るように。

痩せているのは、厩舎側の調整の失敗とも言える。
このような馬は、買ってはいけない。まだ太っている方がましなのです。
馬体重でこのような馬でもプラス体重で出てくることがあるので、
馬体重で見るのではなくて、パドックで見るように。

9、目つき
これは、テレビでは見にくいのでむずかしいが、もし家のテレビで近づいて見れるのなら
見て欲しい。
それでも、ブリンカー、メンコをしている馬はわからないが付けていない馬なら見れます。

良いのは、一点を見つめて目が怒っているような、つり上がっているような目つきです。
余談ですが、
引退レースの有馬記念のパドックのオグリキャップの目つきはかなりきつかったです。(友人談)

悪いのは、目つきに覇気が無くボーとしているような目つきです。
また、キョロキョロして集中力の無いのもダメです。(物見ともいう)


以上なのですが、はじめの内はなかなか全部見れませんが、
慣れてくれば見れるようになってきます。
早くなれる為には、未勝利、500万クラスから練習していってください。
あと大事なのは、パドックを馬別にメモをとっておいて、
前走との比較もできればすばらしいと思います。

それでは、ヨッシーでした。


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