有馬記念への展望

今年は、例年にない豪華なメンバーが揃った。
人気の筆頭はシンボリクリスエス、ジャングルポケット、ファインモーションの3頭。
そしてノーリーズン、ナリタトップロードやヒシミラクル、エアシャカール、
イーグルカフェが続くことになるのだろう。
これだけのメンバーが揃っているので今回は有馬記念の短評とさせて頂く。

過去の傾向を見ていくと前走は、天皇賞や、JC、菊花賞出走した馬が
良い成績を残している。毎年人気になるアルゼンチン共和国杯連対馬は
良い成績を残していない傾向があるので覚えておこう。
また、1番人気は比較的人気にこたえているので軸にするにはいいかもしれない。

<短評>
ファインモーション
今年最大の注目馬で6連勝中。このレースでの成績次第では歴史に残る名馬になる。
前々走まで、楽な競馬を続けていた馬だが、前走は直線でムチが入るなど、
初めてしっかりと競馬をした印象だった。休養明け6戦目と反動が出ないとも限らない。
過去の名牝馬はメンバーに恵まれた年以外連対していない。
今年はメンバーが揃っており、勝つにはやや不安が残るデータがある。

シンボリクリスエス
菊花賞をパスして天皇賞へ距離適性もあり勝ったが、1ハロン伸びたJCでは惨敗と
2500Mはやや距離適性に疑問がある。しかし、距離がもつようであれば
コース相性が良く、ペリエ騎乗なので勝ち負け可能だろう。

ナリタトップロード
中山コースはどうも相性が悪いのかと思うほど成績が良くない。
引退も決まっており最後に花を飾れるか?
良馬場が条件も見切れないところがある。

ジャングルポケット
JCではメンバー中最速の上がりを出したが、この馬も中山苦手の可能性が
あるかもしれない。元々クセのある馬だけに藤田騎手がどこまで乗れるか?
連対圏まで来れたら上出来だろう。

ノーリーズン
力はシンボリクリスエスに近い実力はあるはずなのだが、結果がでない。
蛯名騎手騎乗では、良い成績を残していないので3戦目の今回でダメなら
騎手の交代が望ましいかもしれない。
皐月賞でも強い勝ち方をした馬だし、神戸新聞杯では休養明けのレースで
シンボリクリスエスの2着馬。連対してもおかしくない。

ヒシミラクル
人気があまりなかった菊花賞を勝ちここが真価を問われるだろう。
この馬は、長距離適性馬なので人気がないようなら短穴でも面白いと思っている。
ローテーションは問題なく淡々としたレースなら面白い。

エアシャカール
中山コースは相性の良いコースで軽視は禁物。
ベストは2000Mだが、距離は大丈夫だろう。
この馬も引退レースなので人気がないなら一発の可能性があるので
狙ってみても妙味十分。

イーグルカフェ
JCダートには驚いたが、この距離ではさすがに長いだろう。
しかし、上がりの速さは一級品なので大穴を空けるとすればこの馬だろう。

イブキガバメント
鳴尾記念で強い勝ち方をしたが、G1で上位に絡むにはまだ先ではないだろうか?
コース適正も疑問で良くてワイド圏内か掲示板までだろう。

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