格言の信用性　　その２

格言は昔から言われ続けてきた物で、本当の所、それが当たっているか？

それとも、そうではないか？いろいろ検証していこう。

それでは、はじめましょう。

------------------------------------------------------------

　「牝馬は河内」と言うのは本当か？

平成１２年河内騎手騎乗成績（１０月１日まで）

　　　　　　　１着　　　２着　　３着　　　着外

全成績　　　７３　　　５１　　　４６　　　２６５　　　（連対率　２８．５％）

牝馬のみ　　２１　　　２２　　　１０　　　７７　　　（連対率　３３．１％）

牝馬に乗ると３回に１回は連対していることになる。

と言うことなので、河内騎手は牝馬に強いというのは確かになる。

それでは、河内騎手以外で牝馬に強い騎手はいるのか？

　騎手名　　　全体　　　　牝馬　　　（連対率　単位％）
　河内　　　　２８．５　→　３３．１
　岡部　　　　２５．５　→　２７．０
　藤田　　　　２４．２　→　２４．５
　中館　　　　２０．１　→　２０．９
　本田　　　　１９．５　→　２０．２
江田照　　　１９．０　→　１９．１
　角田　　　　１８．０　→　２０．８
　芹沢　　　　１７．０　→　１８．７
　勝浦　　　　１５．６　→　１６．４
二本柳　　　１２．４　→　１２．８

以上のように牝馬になると　明らかに連対率が上がるのは、河内騎手のみ。

Ｇ１を牝馬のみ、勝っている松永幹夫騎手は

　　　　全体連対率　　　２６．６％

牝馬騎乗時連対率　　２５．９％と　特に牝馬に強いわけでは、ありませんでした。

これからの、注目株は角田騎手で、全重賞　２４勝の内、７５％にあたる　１８勝をしています。

将来は「牝馬は角田」になるのかな？

---------------------------------------------------------------------
　江田照男は本当に万馬券ジョッキーなのか？

平成１２年　万場券ジョッキー　（１０月１日まで）　
　　　　万馬券に絡んだ騎手

　　１９回　　　中館
　　１４回　　　後藤
　　１３回　　　武幸
　　１２回　　　江田照
　　　　　　　　松永幹

と、実は中館騎手の方が万馬券に絡んでいる。

平成１２年万馬券騎手５人の単勝回収値ランク

　江田照　　　４７５６円
　後藤　　　　１６０２円
　武幸　　　　１４５６円
　中館　　　　　８５２円
　松永幹　　　　５１８円

と言う事なので、人気薄の江田照　狙いで妙味あり。

-----------------------------------------------------
　東京１８００メートルは展開いらず？

東京芝コース１番人気馬の勝率・連対率
（平成１１，５〜１２，５　　年間１０レース以上施行される距離のみ）

距離　　　　勝率　　　　　　連対率
１４００　　　３１．７％　　　　５４．８％
１６００　　　３７％　　　　　　５１．１％
１８００　　　３４．７％　　　　６１．２％
２０００　　　３３．３％　　　　４５．８％
２４００　　　４６．７％　　　　７３・３％

１８００メートルより２４００メートルの方がマギレが少ない！
２４００メートル戦はフルゲートに成りにくいし、
距離が長いため騎手の腕が物を言うので、マギレが少ない。
結論、１８００メートルより２４００メートルの方が更に展開いらず。

----------------------------------------------------

以上、２週にわたってアクセス１０００回記念を送りましたが、
参考になれば、幸いです。
次回は、２５００回です。
おたのしみ。
それでは、ヨッシーでした。